2019年6月13日木曜日

スタッフレポート

今回は、同級生で福岡県の役所に勤めている友人から教えてもらった事について書きます。
 
令和という単語は万葉集からの引用で、

「人々が美しく心を寄せ合う中で文化が生まれ育つ」という意味を持つ事は、ニュースや新聞でご存知の方も多いと思います。
 
そこで役所勤めの同級生から聞いた興味深い事ですが、令和の引用元の万葉集の句は、福岡県太宰府市で詠まれたそうです。
 
万葉集が詠まれた場所など今までと考えた事も無く、この事を同級生から聞いて私はとても驚くというか目から鱗が落ちた気分でした。
 
同級生から聞いた話をもっと詳しく書くと、

天平二年(730)正月13日に当時の政治家の「大伴旅人」が企画した、「梅花の宴」で参加した政治家達が句を詠み合う事になりました。

そこで宴に参加した政治家達と、これから句を詠んでいくといういきさつを説明した序文の中に、「令」と「和」の漢字が使われていたそうです。
 
この事を聞いて、「梅花の宴」が行われた奈良時代の過去と、現代の令和が始まっていく今日が繋がっている事が実感できました。

私は日本の歴史に関しては、明治維新時期の事柄は好きなので多少知っていたのですが、奈良時代の文化や時代背景に初めて興味が持てました。

僕の子供は平成最後の年に生まれたのですが、令和時代を生きて行くので、令和に込められた「人々が美しく心を寄せ合う中で文化が生まれ育つ」という意味をしっかりと教えていきたいと思います。
 
業務部 森川